商品コード:09005224020291-0001
税込 6,800 円
204 ポイント
ショップ名:児玉邸
シャインマスカットといえば種なし。でもこれは種ありです。シャインマスカットは通常20種類の農薬を使います。種なしにする農薬も含まれます。このシャインマスカットはボルドー液だけで栽培しました。有機認証の古典的な農薬です。その結果、種ありになりました。肥料は稲ワラ等有機的なものだけ。除草剤も使っていません。朝、収穫したものをその日のうちに発送します。「自然な甘みでとても満足感が高い」「房や粒ごとに味が違い楽しい」等の感想を頂いています。種ありの特徴で黄色い粒が混ざります。種は1粒に1〜3個あります。
シャインマスカットといえば普通は種なしですが、我が家のシャインマスカットは種ありです。
種なしにするための農薬を使っていないからです。
そのことについて、ご説明させていただきます。
・・・・・・・・・・
なぜ、種ありなのか?
・・・・・・・・・・
私たち夫婦は2014年に横浜市青葉区から長野県東御(とうみ)市に移住し、
ワインぶどうの栽培を始めました。
国の登録有形文化財に指定されている実家の維持費用を捻出するためです。
翌年、ご近所にお貸ししていた生食ぶどうの畑が戻ってきました。
さら地にして返してもらいワイン畑にすることも考えましたが、
「折角だから生食ぶどうもやってみようか」ということになりました。
30年ぐらいたった巨峰の畑で、シャインマスカットに切り替えていく途中の状態でした。
けれども巨峰の栽培はとても難しく大変で、結局その年に巨峰の木をぜんぶ枯らせてしまいました。
・・・・・・・・・・
次男の帰国がきっかけで
・・・・・・・・・・
シャインマスカットの栽培は2016年160房、2017年580房、2018年900房、
2019年1,200房、2020年1,600房と少しずつ増えてきました。
2018年10月に次男が家族を連れてドイツから帰国し、
農作業を手伝ってくれるようになったのですが、
「農薬をなるべく使いたくない」と言われました。
それで2019年から、消毒にはボルドー液だけを使うことになりました。
ボルドー液は19世紀にフランスで開発された伝統的な農薬で、硫酸銅と石灰を混ぜて作られます。
銅の成分が、ブドウの栽培中に最も多く発生する「ベト病」の菌の発生を抑えてくれます。
ボルドー液は、有機農産物での使用が認められている農薬でもあります。
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農薬を使わない事で気づいた事
・・・・・・・・・・
化学合成農薬を使わずボルドー液だけにした結果、殺虫剤を使わないことになりました。
そうしたら畑には色々な虫がやってきて、なんとノコギリクワガタまで現われました。
それまで「農業は自然とともに歩む活動だな」と思っていたのですが、
様々な虫たちを見て「これが本当の自然の姿だったんだ!」と気づかされました。
次男はさらに「ジベレリンも使いたくない」と言いました。
ジベレリンは「植物ホルモン」を使った農薬で、
ぶどうを無核化(種なしにする)効果と果粒を肥大させる効果を持っています。
ジベレリンというホルモンはどんな植物でも微量に持っているようで、
細胞伸長、種子の発芽、休眠打破などの促進に関わっています。
ジベレリンは稲のバカ苗病の原因毒素として、日本人が発見したことでも知られています。
ジベレリンを使うときは、補助としてアグレプトも使います。
アグレプトの主な成分はストレプトマイシンで、無核化(種なしにする)率を高めるための農薬です。
ジベレリンもアグレプトも、コップに入れた水溶液に果房を漬けて使います。
ということで我が家のシャインマスカットはジベレリンもアグレプトも使わなかったので、
通常のものと違い2019年から「種ありシャインマスカット」になってしまいました。
ジベレリンを使わないと粒が大きくならないので、
花の満開時に穂先をつまみ落とすことで自然由来のジベレリンの発生を促し、果粒を肥大させています。
肥料については、我が家で育てた無農薬栽培の稲ワラ、米ヌカ、
草刈りで出た雑草、庭木の剪定で出た葉っぱ等、
有機的なものをまいています。除草剤はずっと使ったことがありません。
ネット検索してみると、ジベレリン処理なしの「種ありシャインマスカット」を作っている農家が、
山梨県と兵庫県に1軒ずつありました。
・・・・・・・・・・
見ばえなど
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種は1〜3個ぐらいあります。
皮は「種なし」より多少厚い感じでしょうか。
通常の「種なし」に比べて、粒も房も小さめです。
ジベレリン処理してある「種なし」の粒は細長いですが、
ジベレリンなしの「種あり」は粒が丸い感じです。
さらに「種あり」では大きい粒のなかに小さめの粒が混ざっています。
大粒と小粒が混ざっているのを「親子」と言い、見ばえがよくないとされますが、
大粒と小粒に味の違いはありません。
■電話番号
090−2720−2624
■メールアドレス
shunichikodama@gmail.com
■ホームページアドレス
https://www.facebook.com/shunichi.kodama.5
種なしにするための農薬を使っていないからです。
そのことについて、ご説明させていただきます。
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なぜ、種ありなのか?
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私たち夫婦は2014年に横浜市青葉区から長野県東御(とうみ)市に移住し、
ワインぶどうの栽培を始めました。
国の登録有形文化財に指定されている実家の維持費用を捻出するためです。
翌年、ご近所にお貸ししていた生食ぶどうの畑が戻ってきました。
さら地にして返してもらいワイン畑にすることも考えましたが、
「折角だから生食ぶどうもやってみようか」ということになりました。
30年ぐらいたった巨峰の畑で、シャインマスカットに切り替えていく途中の状態でした。
けれども巨峰の栽培はとても難しく大変で、結局その年に巨峰の木をぜんぶ枯らせてしまいました。
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次男の帰国がきっかけで
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シャインマスカットの栽培は2016年160房、2017年580房、2018年900房、
2019年1,200房、2020年1,600房と少しずつ増えてきました。
2018年10月に次男が家族を連れてドイツから帰国し、
農作業を手伝ってくれるようになったのですが、
「農薬をなるべく使いたくない」と言われました。
それで2019年から、消毒にはボルドー液だけを使うことになりました。
ボルドー液は19世紀にフランスで開発された伝統的な農薬で、硫酸銅と石灰を混ぜて作られます。
銅の成分が、ブドウの栽培中に最も多く発生する「ベト病」の菌の発生を抑えてくれます。
ボルドー液は、有機農産物での使用が認められている農薬でもあります。
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農薬を使わない事で気づいた事
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化学合成農薬を使わずボルドー液だけにした結果、殺虫剤を使わないことになりました。
そうしたら畑には色々な虫がやってきて、なんとノコギリクワガタまで現われました。
それまで「農業は自然とともに歩む活動だな」と思っていたのですが、
様々な虫たちを見て「これが本当の自然の姿だったんだ!」と気づかされました。
次男はさらに「ジベレリンも使いたくない」と言いました。
ジベレリンは「植物ホルモン」を使った農薬で、
ぶどうを無核化(種なしにする)効果と果粒を肥大させる効果を持っています。
ジベレリンというホルモンはどんな植物でも微量に持っているようで、
細胞伸長、種子の発芽、休眠打破などの促進に関わっています。
ジベレリンは稲のバカ苗病の原因毒素として、日本人が発見したことでも知られています。
ジベレリンを使うときは、補助としてアグレプトも使います。
アグレプトの主な成分はストレプトマイシンで、無核化(種なしにする)率を高めるための農薬です。
ジベレリンもアグレプトも、コップに入れた水溶液に果房を漬けて使います。
ということで我が家のシャインマスカットはジベレリンもアグレプトも使わなかったので、
通常のものと違い2019年から「種ありシャインマスカット」になってしまいました。
ジベレリンを使わないと粒が大きくならないので、
花の満開時に穂先をつまみ落とすことで自然由来のジベレリンの発生を促し、果粒を肥大させています。
肥料については、我が家で育てた無農薬栽培の稲ワラ、米ヌカ、
草刈りで出た雑草、庭木の剪定で出た葉っぱ等、
有機的なものをまいています。除草剤はずっと使ったことがありません。
ネット検索してみると、ジベレリン処理なしの「種ありシャインマスカット」を作っている農家が、
山梨県と兵庫県に1軒ずつありました。
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見ばえなど
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種は1〜3個ぐらいあります。
皮は「種なし」より多少厚い感じでしょうか。
通常の「種なし」に比べて、粒も房も小さめです。
ジベレリン処理してある「種なし」の粒は細長いですが、
ジベレリンなしの「種あり」は粒が丸い感じです。
さらに「種あり」では大きい粒のなかに小さめの粒が混ざっています。
大粒と小粒が混ざっているのを「親子」と言い、見ばえがよくないとされますが、
大粒と小粒に味の違いはありません。
■電話番号
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