フェタ PDO キサス 木樽製法

世界で一人当たりのチーズの消費量が最も多い国 ギリシャ。20数kgとも30kg近くとも言われるその年間消費量は、日本人の消費量の軽く10倍以上です。
そして、ギリシャの食事に欠かせないのが、紀元前より続く世界最古のチーズの一つ『フェタ』。

かつては、産地がギリシャではなくとも〝フェタ〟を名乗って流通されていましたが、ギリシャがEUに加盟ののちにPDO（原産地名称保護）を取得後もその状態は続き、2005年にドイツやデンマークに対して同名称を使用しないよう欧州委員会に訴え勝訴し、そののちようやくギリシャ産のもの以外は〝フェタ〟の名を名乗れなくなったという闘争の歴史を経て、伝統を今に伝えています。

同じようなフレッシュチーズは、かつて遊牧民で熟成チーズを作る生活に適していなかった近隣のトルコなどでも、現在でも盛んに生産・消費されております。

また、今では、地元のオーク樽を使う伝統製法は消滅の危機に瀕していますが、当店で取り扱うフェタは、昔ながらの作り方を今に伝えるKISSAS（キサス）社の希少なフェタチーズ。
フェタは100%の羊乳もしくは、それに30%まで山羊乳を加えることが認められておりますが、キサス社製のフェタは、羊乳85% 山羊乳15%の混乳製です。

フレッシュタイプであるフェタは、22kgの大樽の中で3ヶ月間じっくりと塩水に漬けられることで、ミルク本来の豊かな風味を閉じ込めた、クリーミィで奥深い味わいになります。
半世紀もの間続く老舗メーカーの混成比率も、おいしさのヒミツです☆

大樽をイメージした、写真の木樽は4kgサイズで、こちらを小分けして販売いたします。
エーゲ海、イオニア海、地中海に囲まれたギリシャの国旗のカラーは、当店の背景に溶け込んでます ^ ^

塩味がキツいと感じることがあれば、薄めた塩水や牛乳でマイルドにすることはできますが、数千年続く悠久の味わいをぜひそのまま召し上がっていただくことをオススメします！
食べ慣れると、他にはないあの塩味と酸味のバランスがたまりません。

まずはそのまま味わって、次に新鮮なサラダやフルーツと一緒に、またはパスタなどのお料理のトッピングとして召し上がってみてください。いつもとひと味違う特別なフェタチーズ。

辛口の白ワインやロゼワインがよく合います。
ぜひ、お試しください♪