ミモレット・ベフロワ

フランスのリールが原産のハードチーズ。
鮮やかなオレンジ色が目を引きます。
アナトー（ベニノキ）という植物由来の天然の色素で色付けされています。
熟成期間が数ヶ月の若いものから、年単位の長期熟成のものまで売られています。

名前の由来は、「ミ・モレ（半分柔らかい）」。当店で扱っているのは、22ヶ月熟成したもので、水分が抜けて、噛めば噛むほど味わいが広まるほど濃厚ですが、しっとり感も残っている程良さがあります。硬さの方に比重があるので、“ 半分 ” ではないですが、私はこれくらいのバランスの熟成のものが好きです ^ ^

こちらのチーズ、お手本となったのはオランダの「エダム」。ゴーダとともに、オランダを代表するチーズです。
17世紀、当時の政策が元で、オランダのチーズには高い関税がかけられ、事実上フランスは輸入できないほどのものでした。これに困ったフランス人は、じゃあ自分たちで作っちゃえとできたのが始まりです。それほどまでにハマっていたんですね ^ ^ 私は、エダムよりミモレットの方が好きです♪

牛のミルクでできていますが、熟成したミモレットは不思議と磯っぽい香りがします。
色・味わいとともに、カラスミに例えられるのもわかる気がします。
そのため、ワイン以外にも日本酒とも相性バッチリ まさに、酒のあてになります☆

日本では、特に有名なチーズの一つですが、かつての首相にまつわるエピソードもひと役買ってるようですね ^ ^

ぜひお楽しみください☆