商品コード:21509002207232
税込 1,500 円
45 ポイント
ショップ名:梨の木ピースアカデミー(NPA)
タイトル:教育の現場から Part2-今教育のあり方を問う〈歴史教科書編〉
曜日:木曜 原則隔週
時間:19:00-21:00
開催方法:オンライン開催・定員50名
コーディネーター:
– 日比野千佳(NPA事務局)
– 平井美津子(大学非常勤講師)
タイトル:教育の現場から Part2-今教育のあり方を問う〈歴史教科書編〉
概要:誰もが一度は手にしたことのある教科書。その中身は私たちの歴史認識形成や外交関係にも影響を与えています。教科書検定や教科書記述の在り方から見える、市民と国家の関係とは何でしょうか。教科書の中身を検証することはもちろん、教科書制度上の構造を認識することも市民社会にとっては重要です。今回は主に歴史教科書に焦点を当て、これまでの事象からその歩みを読み解きます。私たちはどんな教科書を選び、子どもたちに手渡していけばよいのか。より良い教科書制度にするために市民社会が協力できることはあるのか。本コースを通して一緒に考えてみませんか。
◆第1回
タイトル:教科書が子どもに届くまでー編集、検定、採択のしくみ
開催日:2022年3月10日(木)19:00-21:00
講師:吉田典裕(出版労連、子どもと教科書全国ネット21常任運営委員)
概要:一般の書籍と異なって、1冊の教科書が子どもの手に届くまでには様々なとりくみや手続きがあります。「学習指導要領」やその「解説」にもとづいて編集するとはどういうことか?「検定」は、誰がどのように行うのか? そして採択の仕組みは? 外国ではどのような仕組みなのか? 教科書編集者が、子どもと保護者、教員の疑問に答えます。
◆第2回
タイトル:家永教科書裁判が果たしたもの
開催日:2022年3月24日(木)19:00-21:00
講師:石山久男(子どもと教科書全国ネット21代表委員)
概要:「家永教科書裁判」って聞いたことがありますか? 1965年、当時、東京教育大教授であった故家永三郎さんが、自身が執筆した日本史教科書に対する検定を違憲・違法として告訴したのが始まりです。「学問の自由」と「子どもの教育権」にかかわる重要な問題として、他教科も含めた教科書関係者や研究者、教職員、保護者、市民など広範な人々が立ち上がり、大きな運動となりました。1970年に「国民の教育権」を確立した「杉本判決」をはじめ、今もいきる家永教科書裁判とその運動の到達点を確認し合いたいと思います。
◆第3回
タイトル:今、教科書をめぐって起きていることは何か (2022.3.27更新)
開催日:2022年4月7日(木)19:00-21:00
講師: 鈴木敏夫(子どもと教科書全国ネット21事務局長)
概要:1982年、「侵略」を「進出」と書き換えさせるなどの検定が、アジア諸国をはじめとした国際的批判を浴びました。日本政府は「宮沢談話」を発表し、検定基準に「周辺諸国条項」を追加しました。それによって歴史の真実が少しずつ教科書に書き込まれるようになると、それに対する攻撃が起こり、検定が強化されるといった攻防が、今も続いています。特に、政府見解を書き込ませるなどの2014年の検定基準の改悪、それによる教科書記述の後退、昨年の国会質疑を通じた「従軍慰安婦」などの教科書記述に対する攻撃の本質をあきらかにします。
◆第4回
タイトル:歴史修正主義問題と教科書というメディア
開催日:2022年4月21日(木)19:00-21:00
講師:小川輝光(中高社会科教員・大学非常勤講師)
概要:2001年以来、歴史修正主義にもとづいて編集された中学校歴史・公民教科書の採択をめぐって、「いのちと平和の尊さ、歴史の真実を伝える教科書を」と、各地で教師、保護者、市民による大きな運動が広がっています。歴史修正主義とは何か。それは教科書にどう反映するのか。そのような教科書が子どもに渡らないことが大切ですが、渡った場合はどうしたらよいのか。教員の立場から、実際の教科書をもとにお話します。
◆第5回
タイトル:日韓歴史教科書比較ー三・一独立運動などをテーマに
開催日:2022年5月5日(木)19:00-21:00
講師:三橋広夫(元日本福祉大学教授、淑徳大学非常勤講師)
概要:1994年から韓国の教師たちと歴史教育実践交流を長年積み重ねてきました。現場で教えている教師として、また子どもたちとともに悩みながら実践を進める教師として互いに授業実践を通して交流してきました。その経験から、日韓の歴史教科書や歴史教育に関して論じるとともに、これからの日韓関係や歴史教育のあり方についてもお話しします。最新の韓国
の歴史教科書も紹介します。
◆第6回
タイトル:日中韓3国共通歴史教材作成のとりくみと今後の課題
開催日:2022年5月19日(木)19:00-21:00
講師:大日方純夫(早稲田大学名誉教授)
概要:2001年度の教科書採択をめぐる大きな運動をきっかけに、南京で開催された第1回「歴史認識と東アジアの平和」フォーラム(2002年3月)において、日中韓3国共通の近現代史教材の作成が提案されました。3国の研究者、教員、市民が集まり、激烈な議論を経て完成した『未来をひらく歴史』。その後、テーマごとに編集した『新しい東アジアの近現代史』(上下巻)。第3弾の発刊も間近です。「東アジア」の視点で歴史を考えるとはどういうことか。20年にわたるプロジェクトの到達点と課題を明らかにします。
概要:誰もが一度は手にしたことのある教科書。その中身は私たちの歴史認識形成や外交関係にも影響を与えています。教科書検定や教科書記述の在り方から見える、市民と国家の関係とは何でしょうか。教科書の中身を検証することはもちろん、教科書制度上の構造を認識することも市民社会にとっては重要です。今回は主に歴史教科書に焦点を当て、これまでの事象からその歩みを読み解きます。私たちはどんな教科書を選び、子どもたちに手渡していけばよいのか。より良い教科書制度にするために市民社会が協力できることはあるのか。本コースを通して一緒に考えてみませんか。
◆第1回
タイトル:教科書が子どもに届くまでー編集、検定、採択のしくみ
開催日:2022年3月10日(木)19:00-21:00
講師:吉田典裕(出版労連、子どもと教科書全国ネット21常任運営委員)
概要:一般の書籍と異なって、1冊の教科書が子どもの手に届くまでには様々なとりくみや手続きがあります。「学習指導要領」やその「解説」にもとづいて編集するとはどういうことか?「検定」は、誰がどのように行うのか? そして採択の仕組みは? 外国ではどのような仕組みなのか? 教科書編集者が、子どもと保護者、教員の疑問に答えます。
◆第2回
タイトル:家永教科書裁判が果たしたもの
開催日:2022年3月24日(木)19:00-21:00
講師:石山久男(子どもと教科書全国ネット21代表委員)
概要:「家永教科書裁判」って聞いたことがありますか? 1965年、当時、東京教育大教授であった故家永三郎さんが、自身が執筆した日本史教科書に対する検定を違憲・違法として告訴したのが始まりです。「学問の自由」と「子どもの教育権」にかかわる重要な問題として、他教科も含めた教科書関係者や研究者、教職員、保護者、市民など広範な人々が立ち上がり、大きな運動となりました。1970年に「国民の教育権」を確立した「杉本判決」をはじめ、今もいきる家永教科書裁判とその運動の到達点を確認し合いたいと思います。
◆第3回
タイトル:今、教科書をめぐって起きていることは何か (2022.3.27更新)
開催日:2022年4月7日(木)19:00-21:00
講師: 鈴木敏夫(子どもと教科書全国ネット21事務局長)
概要:1982年、「侵略」を「進出」と書き換えさせるなどの検定が、アジア諸国をはじめとした国際的批判を浴びました。日本政府は「宮沢談話」を発表し、検定基準に「周辺諸国条項」を追加しました。それによって歴史の真実が少しずつ教科書に書き込まれるようになると、それに対する攻撃が起こり、検定が強化されるといった攻防が、今も続いています。特に、政府見解を書き込ませるなどの2014年の検定基準の改悪、それによる教科書記述の後退、昨年の国会質疑を通じた「従軍慰安婦」などの教科書記述に対する攻撃の本質をあきらかにします。
◆第4回
タイトル:歴史修正主義問題と教科書というメディア
開催日:2022年4月21日(木)19:00-21:00
講師:小川輝光(中高社会科教員・大学非常勤講師)
概要:2001年以来、歴史修正主義にもとづいて編集された中学校歴史・公民教科書の採択をめぐって、「いのちと平和の尊さ、歴史の真実を伝える教科書を」と、各地で教師、保護者、市民による大きな運動が広がっています。歴史修正主義とは何か。それは教科書にどう反映するのか。そのような教科書が子どもに渡らないことが大切ですが、渡った場合はどうしたらよいのか。教員の立場から、実際の教科書をもとにお話します。
◆第5回
タイトル:日韓歴史教科書比較ー三・一独立運動などをテーマに
開催日:2022年5月5日(木)19:00-21:00
講師:三橋広夫(元日本福祉大学教授、淑徳大学非常勤講師)
概要:1994年から韓国の教師たちと歴史教育実践交流を長年積み重ねてきました。現場で教えている教師として、また子どもたちとともに悩みながら実践を進める教師として互いに授業実践を通して交流してきました。その経験から、日韓の歴史教科書や歴史教育に関して論じるとともに、これからの日韓関係や歴史教育のあり方についてもお話しします。最新の韓国
の歴史教科書も紹介します。
◆第6回
タイトル:日中韓3国共通歴史教材作成のとりくみと今後の課題
開催日:2022年5月19日(木)19:00-21:00
講師:大日方純夫(早稲田大学名誉教授)
概要:2001年度の教科書採択をめぐる大きな運動をきっかけに、南京で開催された第1回「歴史認識と東アジアの平和」フォーラム(2002年3月)において、日中韓3国共通の近現代史教材の作成が提案されました。3国の研究者、教員、市民が集まり、激烈な議論を経て完成した『未来をひらく歴史』。その後、テーマごとに編集した『新しい東アジアの近現代史』(上下巻)。第3弾の発刊も間近です。「東アジア」の視点で歴史を考えるとはどういうことか。20年にわたるプロジェクトの到達点と課題を明らかにします。