注文住宅　基本設計料

建物を作るためには設計図が欠かせません。
設計者に直接建物の計画をお願いして、設計図を作った場合は、その設計図は建て主様のものですので、複数の業者に見積もりを依頼することが出来ます。（同じ条件で金額が分かります）
工事業者が作った設計図では他の業者は見積もりが出来ません。また、似たような内容でも条件が違うので金額の比較が出来ません。
もし、設計図がない工事だったり、あいまいな設計図を基にした工事だった場合、変更があった場合の基準や、何が正しいのかも分からない、そんな工事業者だったら辞めた方が良いです。また、今ニュースにもなっている設計施工の会社は大手と言われるところも違反だらけです。第三者がチェックしていないのですから・・・
その設計図をどのような関りあいで作るかによって、出来上がる建物・金額が変わります。

なので、今回の様に直接設計者に頼まれた方は賢明だったと思います。
私も工事業者からの依頼で、設計デザインをすることがありますが、その場合、どうしても業事業者の為の設計になってしまいます。工事金額の査定なども緩くなります。
建て主さんは、設計料が浮いたと思うでしょうが、工事業者から私がいただく設計料は、工事費の中に含まれているのです。

弊社の設計料は建物の種類と面積から算出しております。
建築設計料は、国土交通省の提示した作業料から算出する設計標準基準や、雑誌などでうたわれている工事費を基にパーセンテージで算出する方法があります。
作業料から算出する場合、かなりな高額になります。
また、雑誌などでうたわれている設計料は工事費の10〜12％です。
工事費の料率で算出すると設計者はより高額な仕様にした方が設計料が上がります。建て主様はより安くしたいと思うのが当然です。
弊社はアイデアやデザインを駆使したローコスト住宅も設計しておりますが、その工事費からの算出による場合、頑張った結果設計料が減るのでは、頑張りようがないので、面積から算出することにいたしました。