ディデアンの食の考え方
薬膳の肝はスープにあります。体に効くスープを毎日摂ることで、子供やお年寄り、消化・吸収力の弱い方も、体に負担なく栄養をとることができます。スープを大事にして、常時数種類のスープを作ってきました。特殊で高価なスープは毎日おススメすることはできませんが、名古屋コーチンを丸2日かけて煮込んで作るコーチンスープブロスは、内臓や血管を丈夫にし、お肌、筋骨に良く、ぜひ毎日摂っていただきたいスープと考えました。
ディデアンの食事メニューのベースは、どうすればお客様に気軽にスープを摂っていただけるかを考えた結果のメニューです。
アユルヴェーダにより生活に欠かせない食であり薬とされきたスパイス類は、中国で漢方薬としてその効果が薬膳の形で食生活に伝えられています。これらのことから、デイデアンは、スープと乾燥スパイス、生ハーブを組み合わせ、薬膳カレーを作りました。

さわやかな辛さはあるものの、食後感が良く胃に負担が無く、夜よく眠れて翌朝目覚めの良い食事。1食のカレーには120㏄ほどの薬膳スープが使われており、お肌や筋骨に効くカレー。薬膳カレーはディデアンの看板料理となりました。

飲食店創業時、ディデアンは食と健康に関する取材をする紙媒体の編集プロダクションをやっていました。その中で生産者が食材にかける思いをはっきり理解することができ、自分たちが側に置きたい食材を選ぶこととなりました。
良い食材は、安心であり美味しいだけでなく、その生産者を思った時に、自分のモチベーションを高めてもらえるのです。

創業時から、オムライスはお出ししたいと思うメニューでした。オムライスというとまず卵ですが、ディデアンの場合は、スープです。というのも、スープブロスで煮上げたチキンピラフが滋味深く美味しかったから、オムライスを出そうということになったのです。さて、卵は今のウフウフカンパニー（旧山田ガーデンファーム）さんに落ち着くまでに、8年ほどかかりました。
山田さんにしようと決めた理由。それは明確で、今でも鮮明に覚えています。
山田卵を箱で取寄せて使い始めた時、オムライスを食べながらスタッフと世間話をなさった男性のお客様がレジで精算した後、声をかけてきました。「山田卵の山田です。美味しくいただきました。ぜひお取引をお願いします」。私は驚きました。まず何も言わず食事をしてお支払いをしてから、店に声をかけて思いを伝える。これは飲食店の質を確認するベストなやり方です。意に添わなければ、何も言わずに帰ってこよう、と山田さんは思っており、共に進展するために取引が始まりそうな店をこうして視察しているとのことでした。
これまで、良い卵を作ろうと頑張っている会社は知っていますが、取引先を確認した上で、顔を合わせ、良いパートナーでありたいと考える卵屋さんはあませんでした。
山田ガーデンファームは卵業界のリッツカールトンを目指している、ということでした。目指すところがあるからでしょう。この14年間、取引をしていてブレがありません。鶏は夏場は体調をくずしやすく、鶏舎の管理は夏の卵でわかります。山田卵は年間を通して安定した卵の味、箱に添えられているスタッフの個性の伝わる紙新聞、注文時の電話、すべてにおいてがっかりする点のない、お付き合いしてうれしくなる会社です。
卵という食材は、安く仕入れることもできる飲食店にとって利ざやが稼げる食材です。でも私たちは価格ではなく、自分たちの仕事に喜びを与えてくれる食材を選びたいのです。鶏の健康を本気で考えている生産者からの卵は、料理を作るたびに、私たちをうれしくしてくれる、有難い卵です。

親子丼は、お客さまのご要望で生まれたメニューです。深川不動堂参道にある店ですので、年配のお客様から醤油味の食事が食べたい、というご意見がありました。卵に思い入れがあり常備しているので、ディデアンにとって親子丼はちょっと手を伸ばせば手の届くメニューでした。親子丼に加えるスープにはコーチンスープブロスを使えます。肉は鮮度と質で絶対的に支持する、築地の宮川食鳥鶏卵の皮をはずしたもも肉と首のすきみ（せせり）を半々にしてたっぷり使う。せせりは、筋肉の塊ですから噛み応えがありますが、その分旨みも強いのです。他所の親子丼と異なる点は、当店は特別栽培米の5分づき玄米を使用していますので、丼のご飯が玄米、という点です。白米の親子丼は飲むように食べることが多いようですが、ディデアンの親子丼は、鶏のすきみと玄米の点から、

ランチ　お持ち帰りチケットの説明　
店内1100円のお食事が、本チケットで900円でお試しいただけます。
尚、200円サービスの本チケットは、ディデアンで初めてお食事なさる方のためのチケットです。
2回目以降のお客様は、100円サービスのお得チケットをお使いください。
・薬膳カレー
　当店看板商品。カレールーは同じですが、具材によって価格が変わります。
　このチケットでは、店内1100円の薬膳カレー（定番カレー、豆カレー、もずくカレー）をお選びいただけます。それ以外、豚ソーキ、前澤牛牛筋カレーがありますが、これらをご希望の場合は、本チケットに、豚ソーキは200円、牛すじは300円を店頭でお支払いください。
・親子丼　
・オムライス

添加物、加工品は使わず、野菜は出来る限り無農薬、特別栽培、オーガニックの物を使っています。
○すべての料理のベースは、純系名古屋コーチンを丸2日煮込んだ、成分の濃いコーチンスープブロスです。
○お米は、茨木県筑波山ろくの伏流水で育てた特別栽培米　5分づき。
○卵は、山形県　山田ガーデンファーム　の紅花で育てた卵。山形では昔から紅花を鶏に食べさせて来たそうです。そうすることで薬に頼らなくても健康で元気な鶏が育てられるのです。黄身の赤身は、色を目的としたものではなく、紅花を食べさせた結果の色。濃厚で旨みのつよい卵です。
○鶏肉は、築地の宮川食鳥鶏卵からの新鮮で旨みのあるもも肉。
○スパイス類は、スリランカ産フェアトレードのものを出来る限り使っています。（ディデアンはSri Lankaを応援しています）
○塩はヒマラヤ山脈奥深くに3億年眠り、古代海を凝縮した、旨みのあるローズソルト。
○醤油は三重県の伊勢蔵株式会社の木桶造り。
○みりんは三河みりん。