悠久の時を感じ、森羅万象に思いを馳せる、マンダラ。
1990年代に、ネパールから購入された、マンダラ原画。
額装済みなので、お部屋に飾れます。
ネパールで購入し、日本で額装されたものです。
原画で全て手描きです。
同じ構図であっても色彩が違ったり微妙に違います。
素人の撮影ですので、蛍光灯などが映り込んでいますが
拡大して見ていただければ、細密な絵であることが
おわかりいただけると存じます。
額装サイズ
82センチ(横)101センチ(縦)
絵のサイズ
60センチ(横)78センチ(横)
額装のうらの部分は裏打ちされ、取り出せないようになっています。
古いものですので、箱、絵を包む布の劣化はご了承くださいませ。
全部で大小15枚を所有しており、その中の一枚です。
メールのやり取りで日程などを決めてからの発送になります。
マンダラが紹介された時に、全国各地を巡回した絵です。
数年前、ネパールは大地震に見舞われ、
パタンは壊滅的な状態になりました。
カトマンドゥの通称目玉寺院、スヴァヤンブーの仏塔も壊れてしまったと聞きました。
ネパールの人々の心の拠り所が無くなってしまったのは本当に悲しいことです。
ネパールは確かにライフラインひとつをとってみても貧しい国です。
水や電気は供給制限があります。
夜は真っ暗になります。
ですがヒマラヤの山々を照らす、満天の星空があるのです。
星はこんなにも大きく、輝き、たくさんあるのかと
私は驚き、そしてかつて日本にもあったであろう同じ星空を思い、
胸が熱くなりました。
なんて美しいのでしょう。
ネパールの人々は自然のもの、
古きものを大切にして粛々と生きてきたのです。
私は偶然にも地震の直前にネパールを訪れました。
そしてギャラリーを回りマンダラを探しましたが、
ここまで細密に描かれたものはほとんど見つかりませんでした。
お土産的な品物はたくさんありましたが。
一軒だけギャラリーでこのクラスの絵がありましたが、
欲しいと思えた絵は売ってもらえませんでした。
何故かというと、一番の先生が描いたもので、
同じものは2度と描けないからだそうです。
どうしても欲しいなら「前金でください、そうすれば描きます」と言われましたが、
本当にそのクオリティのものが完成して、
日本に送られてくるかはわかりませから、断念しました。
大乗仏教はインドでは13世紀に滅んでしましました。
ですが、シャカの生誕の地であるネパールにて、
インドから伝えられた大乗仏教が、多少の変化はあるにしても
今日に生き続けていることは、あまり知られてないことです。
マンダラは宇宙の縮図と言われます。
マンダラを見ていると心が安らぎます。
1日の終わり、深呼吸をして絵を見つめる。
今日あった様々なことを振り返りながら見ると、
嫌なことを忘れ、自分が計り知れない大きな宇宙に抱かれ
守られていることを感じます。
些細なことは、どうでもよく感じられ、
はるかかなたに葬り去られ、
今、ここの現実をしっかり生きようと思えるのです。
同じ絵をみても、その日の心のあり方によって見え方が変わります。
陰と陽
表と裏
真実と虚構
森羅万象は諸行無常であるとの
描き手の思いが伝わってくるのです。
そんな奥深いを、お部屋に、仏間に一枚置いてみてください。
あなたを上質な深い眠りに誘ってくれることでしょう。
高価な物ですので、一度実物をご覧になりたい方は
ご相談ください。
下北沢で全ての曼荼羅をご覧になれます。