遅かれ早かれ、ちつはかならず劣化します。問題か起きてもお取り換えはできませんので、メンテナンスを怠らないようにしてください。
サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
第1章 女性器について知る―女性は、すべての穴をケアしなければならない
第2章 女性器劣化はこうして起きる―あなたの膣は、大丈夫ですか?
第3章 劣化によって起こる諸問題―女性器がおとろえるとどうなるの?
第4章 セルフケアについて知る―準備するもの
第5章 セルフケア実技編―さあ、やってみよう!
第6章 体験レポート―衝撃の連続!ここまで変わる
著者等紹介
たつのゆりこ[タツノユリコ]
1960年、鹿児島県生まれ。助産師・鍼灸師・看護師。北里大学病院(産科新生児室)、日大板橋病院(産科/ICU・CCU)、山西助産所など、大学病院から助産院、自宅出産介助まで幅広い業務経験を持ち、東洋医学、アーユルヴェーダの知識を活かして活躍。現在、「Be born助産院・産後養生院」院長
原田純[ハラダジュン]
1954年、東京都生まれ。編集者。15歳で和光学園高校中退。1980年、長女出産。印刷会社に勤務ののち、職業訓練校で学び、版下製作会社に勤務。1989年、径書房に入社。現在、径書房代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
出版社内容情報
欧米では「ちつケア」は常識。ケアしないと、ちつは劣化し、女性特有の不調の原因になります。ケアの方法・ケアの体験談を紹介。「欧米やインドでも、ちつケアは常識! ほったらかしにしているのは、日本人女性だけなんです。原田さんのちつだって、もしかしたらカチカチになっているかもしれませんよ!」
これまで1,000人以上の女性の出産介助や産後ケアに携わってきた助産師・たつのゆりこさんから、初めて会った日に、そう指摘された編集者・原田は、「まさか、そんなこと、あるはずない!」と思いながらも不安に駆られ、たつのさんのもとに通い、女性器について学び始めます。
女性器は、なぜおとろえるのか。
いまなぜ、若い人にも、女性器のおとろえが広がっているのか。
健康な女性器と、おとろえた女性器は、どこが違うのか。
女性器がおとろえると、どんな問題が起きるのか。
どうしたら、女性器のおとろえを予防できるのか。
どうしたら、女性器を若返えらせることができるのか。
たつのさんは言います。
「日本人女性は、自分の体のことなのに、女性器のことを知らなすぎます。世界中の女性がきちんとケアしているのに、日本人女性は、ほったらかし! そんなことでは、ダメなんです! ちつは、きちんとケアしないと、若いうちから、たるんだり、乾いたりして、最後には干上がってカチカチになってしまうんです! そのままにしていたら、萎縮するんですよ! 萎縮!
女性器の黒ずみやにおい、尿もれや便秘、生理痛や性交痛、難産だって、女性器のおとろえが原因で起きていることが多いんです。それらはみな、ちつがおとろえていることを示す危険信号なんですよ!」
たつのさんに、あきれられたり、しかられたりしながら、授業を受けるようにして、女性器について学んだ原田は、自分の体の大切な一部なのに、自分がいかに女性器について無知だったかを知って呆然。
「私にはちつなんてありません」と言わんばかりのすまし顔で、自分の女性器を見ることも、さわることもなく、まさに、ほったらかしで生きてきたのです。
その結果、原田のちつは、たつのさんが言うとおり、カチカチを通り越してカッチンカッチン。
おどろくほど、おとろえていたのです……。
原田は、それから本気になって、ちつケアと会陰マッサージに取り組みました。
その結果は、まさに驚くべきものだったのです。
本書には、たつのさんの講義と、たつのさんの教えを実践した原田の衝撃の体験レポートを掲載。
コラムでは、欧米やインドで行なわれている、ちつケアや会陰マッサージの実際、ちつケアに関わる研究論文、アーユルヴェーダに伝わる女性の不調改善法や、便秘解消法、不安や緊張をやわらげるリラクゼーションなども紹介。
女性器だけでなく、全身の冷えを改善するオイルケアのやり方、安産になる確率をあげる会陰マッサージのやり方、骨盤底筋体操のコツなど、すべてを、わかりやすいイラストにしました。
日本人女性の…
c o n t e n t s
本書をお買い上げくださったみなさまへ………3
〈第1章〉
女性器について知る──女性は、すべての穴をケアしなければならない………15
▼目や鼻は、女性器とつながっている
▼膣は、ケアをしないと干からびる!
▼女性器の乾燥がもたらす、セックスよりもっと困った問題
▼オイルケアで、膣も心もやわらかくなる!?
▼私の大陰唇や小陰唇、しなびて小さくなっていました
欧米ではあたりまえ? YouTubeにアップされた会陰マッサージの画像―ヨーロッパ
〈第2章〉
女性器劣化はこうして起きる──あなたの膣は、大丈夫ですか? ………41
▼日本人女性の?産む力?は、弱くなっている
▼膣や会陰が冷える原因
ブルーライト/夜更かし/ストレスや緊張/冷え症/体に負担をかける食事
砂糖の摂りすぎ/セックスレス/呼吸が浅い
▼ここを見れば、膣や会陰が冷えているかどうかがわかる
頭皮の状態/足の裏の状態/お尻の形
▼原田の告白―
〈第3章〉
劣化によって起こる諸問題──女性器がおとろえるとどうなるの? ………79
▼健康な女性器と、おとろえた女性器はこんなに違う
欧米ではあたりまえ? スーパーのレジ横に膣の保湿剤がずらり─イタリア
▼女性器が乾いたり硬くなったりすると、こんな問題が起きる
黒ずみ/におい/おりもの/かゆみ/生理痛/痔/性欲低下・不感症/尿もれ・頻尿
便秘/便もれ/性交痛・膣萎縮/尿道瘤・膀胱瘤・子宮下垂・直腸瘤/骨盤臓器脱
▼原田の告白―
〈第4章〉
セルフケアについて知る──準備するもの………117
▼究極のアンチエイジング
1 オイルケア入浴と、なで洗い 2 会陰マッサージ 3 骨盤底筋体操
▼3つのセルフケアを行うために準備するもの
欧米ではあたりまえ? 膣の若返りクリーム、手作りレシピ―アメリカ1
〈第5章〉
セルフケア 実技編──さあ、やってみよう! ………147
▼まずは頭部から
口のオイルケア/頭のオイルケア/耳のオイルケア
鼻のオイルケア/顔のオイルケア/目のオイルケア
▼オイルケア入浴(全身のオイルケア)と、なで洗い
▼会陰マッサージ
欧米ではあたりまえ? ヴァギナ・リニューアル・プログラム―アメリカ2
▼骨盤底筋体操
欧米ではあたりまえ? それでも自分の膣にはさわりたくない!?―日本
〈第6章〉
体験レポート──衝撃の連続! ここまで変わる………191
▼恥ずかしながらの、体験告白
▼膣のトレーニンググッズで泣く
▼会陰マッサージでスーパー便秘(直腸瘤)克服!
▼おそそをあげて! 翡翠の卵と骨盤底筋体操で子宮下垂克服!
▼性的機能回復! 恥ずかしながら、濡れました!
▼巻き爪まで完治
▼5000年の歴史! インドで行われている女性器のオイルケア
おわりに………234
たつの ゆりこ[タツノ ユリコ]
1960年、鹿児島県生まれ。助産師・鍼灸師・看護師。北里大学病院(産科新生児室)、日大板
橋病院(産科/ICU・CCU)、山西助産所など、大学病院から助産院、自宅出産介助まで幅
広い業務経験を持ち、東洋医学、アーユルヴェーダの知識を活かして活躍。現在、「Be born
助産院・産後養生院」院長として、お産の介助、出産前後の女性の心身のケアを行なってい
るだけでなく、「伝統医学応用研究所」を立ち上げ、女性のこころと体についての勉強会な
どを開催している。著書に『赤ちゃんにもママにも本当に大切な 産前産後7週間の過ごし
方』(ブルーロータスパブリッシング〈インプレス〉)がある。
原田 純[ハラダ ジュン]
1954年、東京生まれ。編集者。15歳で和光学園高校中退。1980年、長女出産。印刷会社に勤務ののち、職業訓練校で学び、版下製作会社に勤務。1989年、径書房に入社。現在、径書房代表取締役。著書に『ねじれた家 帰り
たくない家』(講談社)、岸田秀氏との対談『親の毒 親の呪縛』(大和書房)がある。