ハイビスカスティーの原料は、ローゼル(Hibiscus sabdariffa)」という同じフヨウ属に分類される植物です。
インドからマレーシアが原産で、西アフリカに導入されてからは熱帯、亜熱帯地域で広く栽培されています。あのクレオパトラもローゼルで作られたお茶を飲んでいたほど、古くから食用を中心に育てられてきました。
アベベ選手がスポーツドリンクの代わりに飲んでいたのはハイビスカスティー(ローゼルティー)
スポーツドリンクなど今のようになかった時代、アントシアニン・ビタミンC・クエン酸・ハイビスカス酸・リンゴ酸・ペクチン・カリウムなどが豊富に含まれてるハイビスカスは肉体疲労に効果があることを知ってアベベ選手は愛飲していたと言われています。
ハイビスカスティーの成分を知って、効果的に取り入れましょう。
【クエン酸やりんご酸で疲労回復効果】
効果はハイビスカスティーに含まれるクエン酸やリンゴ酸が関係しています。
クエン酸はなんと梅干の約600倍も含まれているんです。
クエン酸は運動後にとると精神的ストレス指標となる物質の数値を下げると言われており疲労感が穏やかになり、リンゴ酸でエネルギーを作り出しスタミナを維持します。
【毎日のハイビスカスティーで美しく白い肌に】
ハイビスカスティーに豊富に含まれるビタミンCはシミをできにくくする効果や、消す作用があります。
薬局では怪我で跡が残りそうな方にビタミンCが処方されていましたが、それはビタミンCはシミの元となる黒色メラニンの生成を抑制し、無色の成分に変える働きをするからです。ハイビスカスティーのビタミンCにも同じ効果が期待できます。
また、クエン酸やリンゴ酸も多く含まれているのでお肌の新陳代謝を助けにきびや乾燥による肌荒れを改善する効果があります。美しく白い肌のために、毎日ハイビスカスティーをむ価値がありそうですね。
むくみも二日酔いもハイビスカスティーでスッキリ!
ハイビスカスティーには多くのミネラルが含まれています。その中でもハイビスカスティーに多く含まれてと言われているのがカリウムです。
身体がむくむときは身体にナトリウムが過剰に存在するときです。そのナトリウムの排泄を促すのがカリウムなのです。
あまり食べていないのに体重が落ちなないという方はむくみかもしれません。そんな時ハイビスカスティーをお試しください。
二日酔いになるとアルコールの影響で体内のカリウムを含むミネラルが不足している状態になります。そこでミネラルを多く含むハイビスカスティーを飲むと回復が早くなるというわけです。
【アントシアニンの効果で眼の疲れを回復】
眼の疲れの原因として眼の網膜にあるたんぱく質、ロドプシンの分解と再合成がスムーズに行われていないことが上げられます。
ハイビスカスティーの色素成分であるアントシアニンは分解されたロドプシンの再合成を促進することで眼の疲れを取っていきます。 ブルーベリーのアントシアニンは眼にいいと聞いたことがあるでしょう。それと同じ効果がハイビスカスティーにあるのです。
【ハイビスカスティーで脂肪燃焼】
ハイビスカスに多く含まれるリンゴ酸はエネルギーを作る反応に関わっています。その過程で脂肪を分解し、エネルギーを作り出します。
したがって、ハイビスカスティーは脂肪燃焼を促してダイエット効果も期待できるというわけです。
【ハイビスカスティーと妊婦さん】
ハイビスカスティーは妊婦さんには良いとか悪いとか、いろいろな見解がありますが、特に妊婦さんに悪い成分は含まれていません。
ただ、ハイビスカスティーは身体を冷やすので、もし妊婦さんが飲むには薄めのほうが良いといわれています。