＜タブラ＞
タブラは、インドが誇る高度に洗練された打楽器。
大小2つの太鼓一対でタブラと呼ばれますが、それぞれの太鼓はバヤ（バヤン・ダッガ）・タブラ（ダヤ・ダヒナ）と呼ばれ、それぞれ低音・高音を担当しています。


＜タブラの音質＞
タブラの音質を決める最大の要因は、ヘッドの皮です。
タブラが楽器として特殊なのは、新品が一番音が良い状態であるということ。経年により音が育っていく楽器も多いと思いますが、そこは明確に異なります。
また、皮の寿命については、使用状況や保管状況によって大きく変わってくるので一概には言えませんが、どうしても少しずつ劣化していきます。

（※現在、私が演奏でも使用しているメインの楽器は、ほぼ毎日のように使用していますが、3年使えています。これは使用頻度からいうと結構長寿ですが、そこまで酷使しない場合は、普通は何年も問題なく使えるはずです。ただし、手汗や調律状況、湿乾による皮へのストレスなどにより大きく変わって来ますので、あくまでも目安・参考としてお考えください。）

もう一つ音質を決めるのがボディの材質です。最終的には、ひとつひとつが手作業によって製作されるタブラは、職人の腕次第、耳次第となります。


＜メンテナンスタブラ＞
当店で扱うメンテナンスタブラは、中古のボディに、新品の皮ヘッドを張り替えて、皮紐やボディの修復・修繕を施し、音質調整をしてご用意しております。

本商品のボディ材質は、タブラはシーシャムウッド、バヤはカパーの高級素材が使用されています。

バヤに入っていた凹みや汚れなどは、丁寧に打ち出し・磨き上げ補修を施してあります。（それでも多少使用感のある状態にはなりますので、ご了承ください。ただし、ボディによる音質的な経年劣化はありませんので、音質には一切影響はありません。）
締め紐の緩みもしっかり補修し、チューニングの歪みも最小限になるようにメンテナンスしてあります。
チューニング・調律しながら張り替えていますので、鳴りも良好です。

今回は、特別サービス品として、当店でも扱う高級感あふれるプロ使用のチューニングハンマー、タブラクッション、タブラカバーを付属して発送いたします。
タブラ専用ケースは付属しておりませんので、ご了承ください。

丁寧な梱包を心がけて発送いたしますが、輸送中に生じたチューニングのズレ、また万一のダメージなどは免責対象となりますので、予めご了承ください。

ご購入後のご相談も承っていますので、安心してご使用いただけます。
（※ご購入者様には、メンテナンス一回サービスさせていただいております。送料のみご負担をお願いいたします。）


＜材質＞
胴：シーシャムウッド（タブラ）、カパー（バヤ）
打面：ヤギ皮
皮紐：ラクダ

＜サイズ＞
タブラ打面：5.5 inch、高さ x 横幅：27.5cm x 25cm
バヤ打面：9 inchi、高さ x 横幅：27cm x 29cm

＜重さ＞
タブラ：4.0kg、バヤ：3.6kg

＜付属品＞
カバー、クッション、プロ仕様重量級チューニングハンマー

＜キー＞
D〜C