日本画家　佐藤宏三画伯
日本画　「南部一望」変形30号

水と緑に溢れる山梨県南部町。
遠くに連なる山並みと富士川沿いの盆地に見える南部町の集落を描いた作品です。
彼方まで見渡す先に広がる山々と蛇行する富士川が織り成す自然の美しさ、その空間の広がりと空気感をご堪能ください。

※ご注文をいただいてから丁寧に梱包して、保険をかけて発送いたします。
作品の到着まで1週間程度お時間をいただきますが、お楽しみにお待ちください。

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【作品解説】

〜「南部一望」について〜

南部町での宿泊地を検索したら白鳥山中腹にあるカントリークラブのホテルが見つかりました。
そのホテルの案内に、白鳥山山頂からの富士山の写真が載ってました。

南部町の集落は富士川沿いの盆地に長く連なってます。周りに連なる山々のせいで町中からは富士山が見られません。
せっかくのついでだからと思い、ゴルフコースを貫いて伸びる舗装道路を山頂まで車で登り、山頂駐車場からはさらに 300m ほど徒歩で登って山頂に着きました。

「恋人たちの聖地」と書かれた看板や「絶景の地」だと説明する看板などがあり、実際ここから観た富士山の迫力は絶景でした。それにも増して、蛇行する富士川と山々の連なりと川沿いの集落が一望出来る景色も絶景だと思いました。

こんなに素晴らしい景色にも関わらず、山頂の駐車場にも僕の車が一台だけで、当然、山頂の展望台にも僕一人だけでした。
地元の人々にもあまり知られてない穴場の絶景地なのかなと思い、南部町立美術館にて展示すればもっとこの場所が認知され、地元の誇りにも感じてもらえるだろうと思いました。
また、地元の人たちが住んで、利用してるだろうからと思い、建物などは省略せず、極力ありのままに描きました。

　佐藤宏三

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作家のご紹介

【佐藤宏三】日本画家
東京藝大を経て、文化勲章受賞の日本画家・加山又造画伯に師事。
遠近感、立体感、のある風景画を得意としているが、風景画だけにとらわれず日々遭遇する日常の中から「本物」を描き続ける視点が、現在の常に存在感のある作風へと繋がっています。
画題やテーマにより支持体となる素材を厳選し、緻密な構想を基にクリエイティブに作品を描き続けています。

【公式サイト】https://kozo-sato.art/

略歴
1966年　岩見沢市生まれ
1985年　北海道岩見沢東高校卒業
1991年　東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業
1991年　同大学院修士課程進学　加山又造氏に師事
　　　　 埼玉県川口市にアトリエをかまえる

個展・企画展
1977〜04年　お茶の水　世界観ギャラリー　計4回
2003年　　　丸善・日本橋店ギャラリー
2006〜18年 丸善・丸の内本店ギャラリー　計6回
2012〜15年　大丸札幌店美術画廊　　　　 計2回
2015年　「岩見沢の美術セレクトⅤ展」絵画ホール
2017年　「甲州と南部を愛する日本画家たち」日本画三人展　南部町立美術館
2020年　岩見沢市絵画ホール　佐藤宏三日本画展

主な仕事
1992年から現在に至るまで句誌「夏至」の表紙絵を担当
2007年　丸善カレンダーに採用
2006,08年「春秋長谷寺屏風」東京都江戸川区 泉福寺
2010,18年「紫陽花屏風」「紅葉屏風」鎌倉 長谷寺
2012年「春の長谷寺屏風」岩見沢市 長高寺
2013年「久遠寺のしだれ桜」埼玉県久喜市 常薫寺
2014年「キャンジン・ゴンパの朝」岩見沢市に寄贈
2014年「龍雲図」仁王門天井板絵　松前町 光善寺
2014年「頂相」前住職肖像画　岩見沢市 明心寺
2016年「総本山長谷寺　第八十五世化主」肖像画
2016年「布袋尊像」東京都 谷中七福神 修性院
2017年　能舞台鏡板「老松」岩見沢市 浄土寺
2019年「平成の防人」揮毫雪洞　靖国神社
2020年「地獄極楽変相図」岩見沢市 明心寺