信長公が最後に観たもの 待望の名古屋公演 実現!
尾張の天下人、織田信長公が本能寺の変の直前、最後に楽しんだという曲。幸若舞の本曲を観て、上機嫌であったという記録が残る。
室町時代に作られた記録がありながら、上演記録がない幻の能「和田酒盛」を現代によみがえらせた復曲。
当時の人気物語「曽我物語」から、仇討を前にした曽我十郎と遊女虎御前の惜別から一転、有名な鎌倉武将たちの大酒宴となるスペクタクルな演目。十郎を想う虎御前の姿は現代人にも共感と感動を与えます。
午後2時開演(午後1時30分)
名古屋能楽堂 名古屋市中区三の丸1−1−1
ご挨拶 加藤眞悟 復曲能「和田酒盛」と「不逢森」(反魂香)
お話 梅若長左衛門 織田信長と梅若家
お話 山田邦明 曽我物語と和田酒盛
独吟 「大磯」 梅若万佐晴
「反魂香」久田勘鷗
仕舞 「敦盛」 梅若万三郎
「二人静」梅若長左衛門
観世喜正
「小袖曽我」梅若志長
梅若紀長
お話 丹羽幸江 「和田酒盛」の見どころ
能 復曲「和田酒盛」
<和田酒盛あらすじ>
頼朝の富士の巻狩で敵の工藤祐経を討つことを決めた十郎は大磯へ出向き恋人の虎に別れを告げる。そこに和田義盛が虎の宿でしばし休みを取り、虎と十郎は宴席を共にする。座興に好きな相手に盃を向ける「思い差し」が提案されると虎は十郎に盃を向ける。それを見た三浦一門は今にも十郎に打ちかかろうとする。そこへ弟の五郎時致が駆けつけて朝比奈(義盛の子)と組み合うが、十郎が二人を引き離す。十郎の申し出により朝比奈と五郎が相舞を舞い、やがて十郎も加わり、その後、和田、曽我の地へと帰って行く
《復曲能を観る会》とは
「能と狂言の力で人と人を繋ぎたい」「復曲は埋もれた文化遺産の発掘」
このふたつを柱に、復曲能の公演活動を通じて古人が大切にしてきた文化を再認識し、一般の方々への能狂言講座、子どもたちへの能狂言教室などを行いながら、「生きている伝統芸能を未来に繋げたい」この志を同じくする能楽師の加藤眞悟、長谷川晴彦、古室知也、奥津健太郎が集い、令和三年五月八日、任意団体〈 復曲能を観る会 〉を設立しました。
設立後、初の本格的公演である令和三年十二月十一日の名古屋公演の企画は、文化庁ARTS for the future!事業の採択を得ました。今後は継続的・発展的に活動し、より公共性の高い組織を目指しています。
復曲能を観る会 公式ホームページ https://hukkyokunouwomirukai.amebaownd.com
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