世界遺産である宗教都市「高野山」にて、古くから
重用されてきた高野槙。日本書紀にも登場する由緒ある
樹木である。爽やかさと深い緑の香りをあわせ持つ
フレッシュで荘厳な香りが特徴的。
科名:コウヤマキ科
抽出部位:枝葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
ノート:ミドルノート
精油の主な成分:α-ピネン、ミルセン、リモネン、テルピネン-4-オール など
産地:和歌山県
日本と韓国の済州島にだけ分布している木で、最近では秋篠宮悠仁様のおしるしとして有名になりました。高野槇の分類はコウヤマキ科コウヤマキ属であり、コウヤマキ科は1科1属1種の珍しい樹木です。
和歌山県の高野山に多く生息していることから『高野槇』と名付けられており、高野山では霊木として親しまれており、仏さまに供えるお花の代用として使われています。
水に強くて朽ちにくいことから、現在でも湯船材や橋梁材として重宝されています。最近では千住大橋の橋杭としても高野槇の木が使われています。
高野槇の精油は採油率0.1%と低く、貴重な精油になっています。精油を製造するための枝や葉は、高野山にお供えするために作られる高野槇の端枝を使用して作られています。
その香りは土の香りの中に爽やかさを感じる、独特の香りです。