「銀河サーカス団」は、新しい時代を作る子どもたちの、準備のための絵本です。熱い思いを胸に秘めている大人にも響く絵本です。
そして地球は、気候も 国の枠組も お金の価値観も 働き方も どんどん変わっていく時代です。
そんな時代を、楽しんで生きる準備のための絵本が「銀河サーカス団」なんです。
この絵本が伝えていることは二つ、「夢を叶える力」と「地球を見おろす大きな視点」。
「夢を叶える力」は人生を満喫するために、
「地球を見おろす大きな視点」は心の成長のために、描かれています。
ある夜、空から降って来たのは、銀河サーカス団最初で最後の地球公演のチケット!
迎えに来たのは空飛ぶ列車!
「ぼく」こと主人公ハルは、覚悟を決めて飛び乗ります。
美しく不思議なサーカスと、主人公ハルと団長ショウの出会いが、同時進行していきます。
「さあさあ 次はみんなで月引きだ!」 世界中の子どもたちと引くのは綱じゃなくて、月!
照れながら始まるハルとショウのおしゃべり、「ちょっと待って 団員はみんな宇宙人?」
「そうだよ ぼく? 君と同じ地球人」銀河を旅する少年たちの意識は、星。地球に国境はなく、宇宙人同士だって友だちです。
「ハル ぼくにしっかりつかまって 宇宙へ飛ぶよ」
作者イチオシのページ「地球を見おろす大きな視点」からのフィナーレ、
「愛しの地球の子どもたち みんなの未来が幸せであるように」ショウの言葉が、読むたびに読者のものになり、心を成長させます。
そして「ハル 一緒にアンドロメダへ行かないか?」
その最後の決断は、読者にゆだねられます。
「決めるのはハル君自身だ」ってね。「あなたが ハルならどうする?」
この決断こそが、
自分の心の声をよーく聞いて自分で答えを出すことが、
夢への第一歩!
それが喜びになるんです。YESでもNOでも。
だからショウは言う「どんな答えを出しても友だちだよ」
熱い思いが胸にある人は、「アンドロメダ」を自分の心の中でうずいている「夢」に置き換えて読んでみてください。
「宇宙は奇跡でいっぱいさ。だから私はあきらめない。きっと「できる」って思えるんだ」
ショウになって、何度も声にだして。
ショウの生き方が、夢を叶える方法だから。
21世紀、これからの時代を生きるみんなに送る絵本です。
是非!!