手を加えてない、本当の自然の音。
自然音の録音は基本的には2時間前後行いますが、自分の発する雑音が入らないように録音機から遠く離れます。
自然相手ですから空振りが9割ですが、15分しか録音できない時、30分録音できた時、様々です。しかし希に1時間以上たっぷり録音できている時があります。以前は泣く泣く短くしてCD化していましたが、折角の録音を切るにしのびないためにCD一枚全て同じ録音にしました。これが一トラックシリーズです。 試聴➡http://denchoh.jp/
翌週、何か録れるだろうと夜明けめがけて出かけてみた。鳥の時期は終わっている。
あいにく霧が立ちこめている。寒い草原を眺めていると霧の中で何かピキピキ鳴いている。何の鳥だろうか。いつ降り出すか気がきではなかったが、折角なので録音機を仕掛けて別の場所へと移動した。
帰ってから録音を精査してみて驚いた。ピキピキの声は半ば諦めていたヒバリのさえずりだった。さらに子鹿の声、カエルの声、アカゲラまで参加するという凄い録音だった。
以来、虫の音とセミの録音に足繁く通う事になった。
※ ヘッドフォンでお聴き頂くと自然の恵みをたっぷりとご堪能頂けます。
※ 聴覚トレーニングをした方は感性、聴覚が敏感になっています。そのため休みの期間に10分程度ヘッドフォンで聴いて頂くと脳に刺激を出す事ができます。多くのCDをお持ち下さい。 試聴➡http://denchoh.jp/